僕のFXのこれまで(中編) - トルコリラとの出会い
トルコリラと出会い、トトントンはとてもびっくりしました。
まずトルコリラの金利は、日本では到底考えられないような水準でした。
そしてFXでは定期預金と違い、スワップポイントは毎日つくのです。
2016年秋、セントラル短資では1,000トルコリラ円で得られる1日のスワップは7円前後でした。
またドルやポンドと違い、トルコリラは19,000円程度の僅かな資金でも、5,000通貨までポジションを持つことが出来ました。
7円 × 5ポジ = 35円
月にすると1,000円程度です。
半年もあればFXを始めた当初の25,000円に戻すことができる計算です。
よし、この作戦でいこうと思いました。
自分にはどうやら相場を読むセンスは無いみたいだ、でもこいつなら持ってるだけでいいんだもん、僕でもできちゃうぞっ、と。
言うまでもないことですが、これは為替に変動がないことが大前提です。
一カ月分のスワップポイントは、わずか20Pipsの下落で消し飛んでしまいます。
でも当時の僕は、そのリスクは考えない事にしました。
色々調べてみると、トルコリラは今が底(2016年秋頃で34円前後)という見方も多く、トトントンもとくに根拠もなくその予想に共感してしまったのです。
早速34円くらいで1枚(1,000通貨)買いました。
さすがに5枚いっぺんに買うほど無謀ではありませんでしたが、そのあとすぐに下落を始めたので、2枚買い足しました。
そしてアメリカ大統領選で瞬間的に31円を割るまで下がり、一時含み損が7,000円程度にまでなりましたが、ご存じの通りその後円安の流れとなった為、再び33円台まで戻します。
肝を冷やした僕は、そのあたりで34円のポジション1枚と33円前後のポジション2枚を僅かにプラスになるくらいで相殺し、結果無傷で2,3週間分のスワップポイントを得ることに成功しました。
この時トトントンが思ったのは、
なるほど、適当に買っても、下がったら多く買い足して少し戻ったところで相殺すれば、結果スワップだけは手元に残るんだ。
という事です。
そしてこの考え方自体は今も変わっておらず、今後の取引もこの考えをベースに進めていこうと思っています。
基本下がる一方の新興国通貨をスワップだけで戦おうと思ったら、ナンピンして反発したタイミングで精算し、傷を負わないように持っているポジションの価格を下げていくしかないのです。
ただ持っているだけでは、スワップの利益なんて為替の下落分ですべて食われてしまいます。(今後は分かりませんが)
さて、そう考えたトトントンはまた適当なところで1枚ポジションを持ちます。
しばらく大きな変動はなかったのですが、我慢しきれずほんのちょっと下がったところで1枚追加。
毎日14円程度は入ってくるものの、なんとなく物足りなさみたいなのを感じていましたが、年が明けた2017年1月早々、トルコリラは下落を始めます。
おっとチャンス到来だ、とばかりに33円を割ったあたりで2枚買い(ここらが底だと判断してしまった)、しかしさらに下落を続けた為、32円前後で最後の1枚を投入しました。
それでも下落は止まらず、かといってすでに計5枚とこれ以上ポジションを持つことが出来ない状況だったので打つ手も無く・・・。
最終的には30円を切るところまで下がるのですが、それを待たずして強制ロスカットとなりました。