僕のFXのこれまで(後編) - 強制ロスカット、そして・・・
トトントンが強制ロスカットを食らった時のチャートです。
数日の間に4円ほど落ちていますが、これは決して例外的な暴落ではありませんでした。
トルコリラ円では、このくらいの下落は過去に何度もあったのです。
チャートを遡って研究するという労を惜しまなければ、4円程度の下落は十分予測できたはずだったのです。
後悔しても後の祭り。
資金は6,000円ちょっととなりました。
25,000円から始めたFXですが、損失は7割以上、そしてそれ以上の精神的ダメージを受けました。
半ばFXを諦めかけたトトントンですが、6,000円でも豪ドルやニュージーランドドルならなんとか取引できる事を知り、初心に戻って入門書にあった移動平均線を使った手法で再起を図ることにしました。
しかしもちろん、そう簡単には上手くいきません。
この手法が正しいか否かという以前に、これっぽっちの試行回数では確率は収束しないのです。
一時7,000円までは戻しましたが、その後ずるずると負け越し、ついにはニュージーランドドルのポジションを持つこともできなくなりました。
残金は3,326円となりました。
そしてこれが、当ブログのスタート時点での資金でございます。
僅か3,000円ちょっとで、FXブログを始めようとした人がかつていたでしょうか。
しかし3,000円あれば、トルコリラ円なら1枚(1,000通貨)買うことが出来るのです。
今年初めのトルコリラの下落で強制ロスカットを食らった時、こう後悔しました。
なぜしっかり過去のチャートを精査しないままトレードしてしまったのか、なぜこれ以上は下がらないだろうという根拠のない予想をもとに買い増ししてしまったのか。
この反省を胸に、再度トルコリラに挑戦してみようと思います。
僕のFXのこれまで(中編) - トルコリラとの出会い
トルコリラと出会い、トトントンはとてもびっくりしました。
まずトルコリラの金利は、日本では到底考えられないような水準でした。
そしてFXでは定期預金と違い、スワップポイントは毎日つくのです。
2016年秋、セントラル短資では1,000トルコリラ円で得られる1日のスワップは7円前後でした。
またドルやポンドと違い、トルコリラは19,000円程度の僅かな資金でも、5,000通貨までポジションを持つことが出来ました。
7円 × 5ポジ = 35円
月にすると1,000円程度です。
半年もあればFXを始めた当初の25,000円に戻すことができる計算です。
よし、この作戦でいこうと思いました。
自分にはどうやら相場を読むセンスは無いみたいだ、でもこいつなら持ってるだけでいいんだもん、僕でもできちゃうぞっ、と。
言うまでもないことですが、これは為替に変動がないことが大前提です。
一カ月分のスワップポイントは、わずか20Pipsの下落で消し飛んでしまいます。
でも当時の僕は、そのリスクは考えない事にしました。
色々調べてみると、トルコリラは今が底(2016年秋頃で34円前後)という見方も多く、トトントンもとくに根拠もなくその予想に共感してしまったのです。
早速34円くらいで1枚(1,000通貨)買いました。
さすがに5枚いっぺんに買うほど無謀ではありませんでしたが、そのあとすぐに下落を始めたので、2枚買い足しました。
そしてアメリカ大統領選で瞬間的に31円を割るまで下がり、一時含み損が7,000円程度にまでなりましたが、ご存じの通りその後円安の流れとなった為、再び33円台まで戻します。
肝を冷やした僕は、そのあたりで34円のポジション1枚と33円前後のポジション2枚を僅かにプラスになるくらいで相殺し、結果無傷で2,3週間分のスワップポイントを得ることに成功しました。
この時トトントンが思ったのは、
なるほど、適当に買っても、下がったら多く買い足して少し戻ったところで相殺すれば、結果スワップだけは手元に残るんだ。
という事です。
そしてこの考え方自体は今も変わっておらず、今後の取引もこの考えをベースに進めていこうと思っています。
基本下がる一方の新興国通貨をスワップだけで戦おうと思ったら、ナンピンして反発したタイミングで精算し、傷を負わないように持っているポジションの価格を下げていくしかないのです。
ただ持っているだけでは、スワップの利益なんて為替の下落分ですべて食われてしまいます。(今後は分かりませんが)
さて、そう考えたトトントンはまた適当なところで1枚ポジションを持ちます。
しばらく大きな変動はなかったのですが、我慢しきれずほんのちょっと下がったところで1枚追加。
毎日14円程度は入ってくるものの、なんとなく物足りなさみたいなのを感じていましたが、年が明けた2017年1月早々、トルコリラは下落を始めます。
おっとチャンス到来だ、とばかりに33円を割ったあたりで2枚買い(ここらが底だと判断してしまった)、しかしさらに下落を続けた為、32円前後で最後の1枚を投入しました。
それでも下落は止まらず、かといってすでに計5枚とこれ以上ポジションを持つことが出来ない状況だったので打つ手も無く・・・。
最終的には30円を切るところまで下がるのですが、それを待たずして強制ロスカットとなりました。
僕のFXのこれまで(前編) - FX始めました
トトントンは妻も子供も住宅ローンもある普通のサラリーマンです。
そう遠くない未来、40歳になります。
トトントンの毎月のお小遣いは25,000円です。
周りと比べても仕方ありませんが、世間一般の平均よりはだいぶ少ない額です。
お小遣いの大半はお昼代で消えます。
外回りが多いので、お弁当は持参できないのです。
独身時代、外回りで少し時間があいた時なんかは喫茶店等で時間を潰していましたが、今ではそれもできません。
駅ビル内のベンチでスマホを弄りながら時間を潰しております。(同士の方も結構いらっしゃいます)
仕方がないとはいえ、もう少し自由になるお金があったらいいな、というのが本音ではありました。
そこで目をつけたのがFXです。
お小遣いをこつこつと貯め、昨年(2016年)9月、一か月分のお小遣いに相当する25,000円でFX口座を作りました。
FXを始める上で、25,000円というのはまったくもって心許ない金額ですが、僕のお小遣い事情ではこのくらいが精いっぱいでした。
選んだ会社はセントラル短資、特に吟味した訳ではなく、たまたま買ったFXの入門書で取り上げられていたのでここにしました。
(そしてセントラル短資は、たまたまトルコリラのスワップポイントが高めの会社でした)
トトントンの買った入門書で指南されていた手法は、移動平均線を使ったスイングトレードでした。
デモトレで試したところなんとなく勝てたのですが、実戦ではうまくいかず。
まあ当たり前ですね。
日足、4時間足とも移動平均線を上抜けたら買い、下抜けたら売り、これだけで上手くいくほどFXは簡単ではありません。
入門書ももちろんそれだけで勝てるなんてことは書いてはいませんでした。
その本の著者が伝えたかったのは、大きな時間軸でのトレンドに乗ることが重要だという、FXをする上での基本的な考え方だったのでしょう。
入門書には、初心者は資金100,000円を準備し、必ず1,000通貨で取引するようにとも書いてありました。
トトントンはこれができませんでした。
1,000通貨での取引はもちろん徹底していましたが、前述の通り、資金は25,000円しか準備できなかったのです。
狙いは100Pips程度、損切りの目安は50Pipsから100Pips、そんな感じのトレードをしていましたが、1勝して2敗、連勝できてもそのあと3連敗・・・、あっという間に資金は20,000円を切りました。
入門書の通り100,000円を準備していれば、それでも95,000円程度は残っており、まだまだ精神的に余裕のあるトレードができていたはずです。
続けていてももしかしたら9万、8万と資金は減っていたのかもしれませんが、その間に十分な経験を積むことができていたでしょう。
でも僅か25,000円では、まともに経験を積むことすらもままなりませんでした。
このまま続けても、無駄に資金を無くすだけではないか。
そう思った僕は一旦トレードをやめ、もっとリスクが少なく、もっと勝率の高い手法はないかと情報収集を始めました。